ストレスを無くす! 近頃評判の認知行動療法を使う
あなたがストレスを感じるかどうかは、あなたが置かれた状況よりも、その時にあなたの頭に浮かんできた考えやイメージ(認知)によるんだ!
このふっと頭によぎるものは、ほとんど無意識に勝手に頭にやってくる。だからこれを自動思考という。
これがネガティブなものだとストレスになる。ストレスが長引くといろいろな病気を引き起こす。心身症と言われる病気はストレスが原因だ。
その他、癌をはじめ様々な病気の発症がストレスと関係がある。しかし、生きている限りストレスと無縁ではいられない。仕事がストレス、家族がストレス、友人関係がストレスだと言って、それらの関係を一切断ったところで、一人でいることがやがてストレスとなる。
冒頭にストレスを無くすと書いたが、結論から言うと生きている限りストレスはなくならない。しかし、うまく付き合うことができる。
それどころか、ストレスの原因となる状況を、あなたの考え方次第で追い風にしていくこともできる。ストレスという風をうまくとらえて、人生という航海を自由自在に旅することもできる。
ストレスという風をとらえて、人生の追い風に!
具体的な方法
認知行動療法
この図を見ていただきたい。

これは有名な、ルビンの壺の絵であるが、見方によっては、向き合う二人の横顔に見える。

同じものを見ても人によって見ているものが違う。
何をどう見るかで、あなたの生活の質は違ってくる。
知覚心理学では、このようにそこにあるものを写真のようにあるがままに見ているのではなく、けっこう見たいように見ているのである。
状況に対する認知、つまり考えやイメージは、もっと好き勝手にみているのである。
以下のような状況に置かれたときに、あなたなら、どんな考えやイメージが頭に浮かぶだろうか?

〇頭によぎる認知(考えやイメージ) 気分
1、泥棒かな、最近、ニュースでも見たな。 ➡ 不安
2、幽霊かな、こないだ呪怨みたしな ➡ 恐怖
3、また、うちのお母さんがベッドから落ちたな。 ➡ 可笑しい

〇頭によぎる認知(考えやイメージ) 気分
1.何か、嫌われることしちゃったかな。 ➡ 不安
2.俺を無視したな。 ➡ 怒り
3.具合でも悪いのかな。 ➡ 気遣い
以上まとめると

となる。この表からもわかるように、同じ状況でも、人によって、その状況に対する認知(考え、イメージ)は違うのである。そして、その認知によって気分も異なるということがお分かりいただいたのではないでしょうか。

そこで提案!
あなたが置かれている状況に対する自動思考・認知(考え、イメージ)をポジティブに変えてみよう!

例えば、学校の廊下で同級生らしき人とすれ違う。
状況:その時、相手が“チッ”と舌を鳴らした。
認知;なんだあいつ、俺の言葉かにしてんのか! OR 変な奴と思われたかな!
気分:怒りや不安となる。
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認知:私とは無関係かも! 私もよく、考え事してて、さっきの失敗思い出して、舌を鳴らしたがたまたま近くに人がいたことあったっけ!
気分:怒りや不安は下がる
認知行動療法ではこれを、認知再構成法という。
皆さんもぜひ試してみてください。この認知を変える方法で、置かれた状況のストレスはか なり下がっていくはず!
追い風となる認知!
セルフコンパッションをつかう!
自分を讃える
「誰もわからないだろうけど、これができる自分はすごいと思う」
良くやっている
「こんなにきつい仕事をよく何年も続けたな、自分は良くやっている!」
間違うのは人間らしさなど、言葉がけをすること!
「失敗してくよくよしてたけど、失敗しない人間などいない。ヒューマンエラーは当たり前、
AIではない人間である証拠、ふつうなこと」
人生をゲームのように楽しもう!
自分の大変な状況に対して「ゲームやドラマは、平坦な物語ではつまらない。今苦労してい
る、あるいは絶望していることは後の人生の伏線となるんだ」とか人生を舞台ととらえて
監督や演出家になったつもりで、のちの感動ストーリーをイメージしてみることだ。
もっともっと深い認知行動療法を書いていきます。お楽しみに!

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